Maekazuの社会学

社会学を学ぶ大学生が、その時々思ったこと自由にを書きます。

平和で、退屈な日曜日

静かで平和な日曜日。
自慢じゃないが、家から一歩たりとも外に出ていない。
 
ぼくは朝日新聞を読み、NHKの定時ニュースを観て、たまにCNNとBBCipadで読み(英語のリハビリを兼ねている)、先進国以外のニュートラルな視点を得るため、アルジャジーラが英語で配信している記事を読む。
それだけが、このような日に、世の中の出来事と触れる窓口になる。
 
当該国以外の海外メディアが靖国神社について書いた記事を目にした。
ふだん日本語というとても限定されたローカル言語でものを読み、考え、書く僕が見慣れないような冷めた目線だった。
アメリカは失望すると発言し、中国・韓国は軍国主義の再来と騒ぎ立てる。このことを踏まえて、第三者の目線はこうだ。
「中国・韓国は、日本からさらなる謝罪を引き出すのではなく、平和な世界のためにできることがある。その一方で、日本は加害者として謝り続けなければならない」
 
日本は核兵器を使用された唯一の国だ。
「広島と長崎」を未来永劫忘れてはならないし「戦争の早期終結のため、戦略上必要なことだった」との加害者側の方便があろうとも、この非人道的な仕打ちは決して許してはならない。
それと同じで、規模や細かい数字にかんする双方の認識に齟齬があっても、過ちを犯したことは事実だ。日本は永久に加害者として振る舞わなればならないだろう。
 
条約という名の薄っぺらな紙と、なんの非もない歴史の被害者への、その場限りの補償で「もう済んだ話ですから」と忘れてはならないのだ。エノラ・ゲイの落とした爆弾も、南京大虐殺も、従軍慰安婦も。