Maekazuの社会学

社会学を学ぶ大学生が、その時々思ったこと自由にを書きます。

2015-01-01から1年間の記事一覧

ハーバーマスのインタビュー記事「パリ攻撃の余波」

11月26日、Le Monde紙に掲載された、パリ攻撃に関するハーバーマスのインタビュー記事が早くも英訳されていた。要点を翻訳・抜粋して紹介しようとおもう。1.フランスの憲法改正について。(フランスは憲法を改正して緊急事態の最長期間を12日から3ヶ月に延ば…

ぼくは勉強ができない

一日一日はだらだらと過ぎていくのに、それがひと固まりになった毎日は、ぬるぬると滑るように通り過ぎていく。大学の半期は、何かひとつのことに打ち込むにはあまりにも短いけれど、無益に過ごすにはとても長い。ぼくは、ドイツ語と哲学史の勉強に、この中…

消化不良

新学期が始まり、それなりに忙しく過ごしてきた。 やるべきことは目の前で山となり、また、いくつかの勉強会や読書会にも出ることになったので、いまはインプットに専念している。 そういうわけで、消化不良を引き起こしていた僕は、記事を書くことができな…

桜と雪は相いれないわけじゃない

日本に帰国しました。 季節はすっかり春で、あたたかな春の風がとても心地よいです。 ここ数日はどうしてしまったのでしょうか。今日、近所の小学校では雪の中、入学式が行われていました。 旅行記は基本的にブログにつづると決めていたのですが、今回はFace…

不憫なセザンヌ

僕はいま、ロンドンにいます。この街はつねにひどい渋滞で、日曜日の渋谷駅みたいにごちゃごちゃしています。今日は大英博物館とナショナルアートギャラリーをまわり、それで一日が終わりました。ゴヤとルーベンス、ターナーやモネ、ゴッホ、セザンヌの絵を…

ドイツにおける反イスラムデモについて

ドイツに来たからには、いつか遭遇すると思っていましたが、一昨日の17時から、反イスラムデモが、デュッセルドルフの街で行われました。昼過ぎから街には警察がたくさん出てきて、物々しい雰囲気になってきました。日本人が襲われることはなかったのでしょ…

フランクフルト旅行記②

一般的なフランクフルト観光についても何か書き残しておきたい。写真ももちろん、みんなに見せることができて素敵だが、文章で残した方がいろいろ伝わるし、後あと思い出せると考えている。定番のシュテーデル美術館を訪ねたが、自分はまだまだ無知なんだと…

フランクフルト滞在日記① 現代社会の批判理論の本拠地へ

フランクフルト学派の本拠地、社会研究所に行った。僕が卒論のテーマにしようとしている公共圏(詳しく言うと「対抗的公共圏の形成過程」である)について論じる人が避けては通れない、ユルゲン・ハーバーマスが2000年くらいまで研究していたであろう場所で…

国外逃亡

3月5日からドイツに滞在してます。この旅の目的についてですが、・ドイツ語を使う、多くの語彙を身につける。つまり、誰かに話しかける時の第一声は何があってもドイツ語で!問題がない限り、たとえ片言でもドイツ語を使おう。・世界を作ってきた叡智にでき…

プロボノとしての宗教

先月は阪神淡路大震災から20年を迎え、来月、東日本大震災から4年になります。テレビを見ながら、プロボノとしての宗教活動に可能性があるなと思いました。テレビでは、神戸のお坊さんが家族を失った人びとの心の傷を癒すNPOを主催していると紹介されてまし…

立春に際しての声明

先週金曜日をもって3年後期が終了しました。 試験最終日は都内でも積雪があって、赤煉瓦の瀟洒なキャンパスの雪景色はいっそうよく映えていました。ただ、この大学の雰囲気にはなんとなく馴染めていません。そう感じつつ3年が経ちました。 かくして突入した…

インド日記

以下はインドでホメオパシーの勉強をしている日本人女性のブログのリンクです。 [http://bit.ly/1BFC7yB:title] 女性だけではなくて、これからインドに渡航する全ての人が読むべき内容です。 僕はインドには行ったことがありませんが、旅行した友人諸君、み…

イスラムは悪くない

http://www.tokyocamii.org/…/%e3%82%a4%e3%82%b9%e3%83%a9%e3%… リンクは一連のテロ事件にかんして出された東京ジャーミーによる声明です。 声明は、クルアーンの「人を殺した者、地上で悪を働いたという理由もなく人を殺す者は、全人類を殺したのと同じで…